代表的なノロウィルス感染の症状からとらこ先生が導き出したホメオパシー処方を紹介いただきました。
ハーネマン自身が毒物等の実証実験(プルービング)から症状像を忠実に書き取ったボーニンハンセンのレパートリー(TBR)にとらこ先生がノロウィルスの症状と合致するルーブリックを選択し、当てはまるレメディーを探したところ以下の結果となりました。
1~8 上記のルーブリックを満たすレメディーはKali-cのみでした。
そこでZENホメオパシーメソッドでレメディーを出す場合は、とらこ先生は以下のようなホメオパシー処方となります。
随時 S-φShocho+Plb 6C+Bry 30C+Ars 30C+Lyc 30C
朝 Kali-c LM1
昼 Botu l30C
夜 Puls LM3
1つのチンクチャーにまとめるとすると、以下のようなコンビネーションとなります。
S-φShocho+Plb 6C+Bry 30C+Ars 30C+Lyc 30C+Kali-c 6C+Puls 30C+Botul 30C
▼ちなみに ノロウィルスとその感染症状とは・・・
ノロウイルスの大きさは、直径27nm~37nm。RNA遺伝子をもち、正20面体構造
体をもつ小さな球形のウイルスです。
◆子供たちの集団感染は冬場が大半
ノロウイルスが最も猛威を奮うのは冬場です。毎年冬場になると子供たちが学校単位でのノロウイルスの集団感染が発生したというニュースが流れま す。
実際は年間を通じてどの季節でも発症しやすいウイルスですが細菌類が夏場に多く感染症が拡大するのに対し、ウイルス性感染症の多くは乾燥の強い 冬場に多く発生する特徴をもちます。また冬場にノロウイルスによる食中毒が多く発生する原因には、日本では特にこの冬期に市場に多く出まわる食用 の生牡蠣が感染源のひとつとなっていることも影響しております。
◆ノロウイルス食中毒の主な症状一覧
☆吐き気症状
☆嘔吐症状
☆発熱症状(微熱が大半、高熱が出ることは稀です)
☆腹痛症状(チクチク刺すような痛み)
☆下痢症状(赤ちゃんは水のようなうんちがでます)
☆嘔吐下痢症状に伴う脱水症状
発熱症状の大半は初期段階に発症します。熱は38度以下の微熱であるケースが大半ですが、熱の発症とともにチクチクとした腹痛症状が徐々に始りま す。このチクチクする痛みは、定期的に訪れます。
以下は、2012年 12月 01日 JPHMAホームページに掲載された情報です。
JPHMAにノロウイルスに対するホメオパシー的対応の問い合わせが来ております。
ノロウイルスに感染した際の症状に対応するレメディーをご紹介します。
ノロウイルスは、一年を通して発生し、特に冬季に流行するとのことです。
また、潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度であるとのことです。
(参考)厚生労働省のノロウイルスに関するQ&Aより
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
ホメオパシーのホームキットお持ちの方は、以下のレメディーが緊急時の対応にとっても良いレメディーです。
Ars.(アーセニカム):下痢で衰弱
Chin.(チャイナ):微熱を伴う下痢や嘔吐
Sulph.(ソーファー):毎年のように周期的に起きる下痢
また、下記のレメディーもお勧めします。
Morg-g.(モーガン ガットナー 腸ノゾース)・・・消化が遅い、皮膚病も出る
Gaert.(ガットナー 腸ノゾース)・・・消化吸収ができない
Botul.(ボツリヌス)・・・あらゆる事をしても下痢がとまらない時